【文字化け？】日本語ファイル名でWordPressに画像をアップロードする方法

2019年4月13日

WordPressに日本語ファイル名の画像をアップロードすると文字化けし、英数字の羅列に変わることがあります。

実はWP Multibyte Patchプラグインが日本語ファイル名をサニタイズ化（変換処理）したためファイル名が英数字に。

今回はこの文字化け（サニタイズ化）を避け、ファイル名を日本語のままでWordPressに画像をアップロードする方法を解説します。

WP Multibyte Patchプラグインの設定変更で対処

先述の通り、この現象は厳密には文字化けではなくWP Multibyte Patchプラグインによる変換処理。

WP Multibyte Patchプラグインの設定を変えることで日本語ファイル名のまま画像をアップロード可能です。

WP Multibyte Patchプラグインを停止することでも対応可能です。

しかしWP Multibyte PatchはもともとWordPressで2バイト文字を使うことで起こるさまざまな弊害を抑えてくれる、日本語WordPressサイトでは必須のプラグインです。

WordPressの運営上でいろいろな問題が起こるリスクがあり、停止するのは危険。設定変更で対応することをオススメします。

下記が手順の要約。

FTPソフトなどで /wp-content/plugins/wp-multibyte-patch/wpmp-config-sample-ja.php を /wp-content/ にコピー
コピーした wpmp-config-sample-ja.php のファイル名を wpmp-config.php に変更
wpmp-config.php を開き、$wpmp_conf[‘patch_sanitize_file_name’] の値をtrueからfalseに変更

まず/wp-content/plugins/wp-multibyte-patch/ フォルダに入っているテンプレートファイル wpmp-config-sample-ja.php を、/wp-content/ にコピー。

そしてファイル名を wpmp-config-sample-ja.php から wpmp-config.php に変更します。このPHPファイルの内容でWP Multibyte Patchプラグインの設定が変えられるようになります。

wpmp-config.phpの中身を書き換える。

あとはwpmp-config.phpを開き、$wpmp_conf[‘patch_sanitize_file_name’]の値の部分にある「 true 」を「 false 」に変更、保存してサーバー上にアップロードしましょう。

プラグインのバージョンによって内容が変わる可能性があるのでコピペ用コードは用意していません。

エディタ上で検索（Ctrl + F / ⌘Command + F）できるかと思いますので、ご自身で見て書き換えることをオススメします。

WordPressの運用上、画像ファイル名は日本語の方が楽です。コードビューでもファイル名でどの画像かがすぐわかるし、alt属性を入力するときも楽。

私は画像ファイル名はalt属性にコピペする前提でつけておき、記事に挿入するときにそのままコピペしています。

ただ、WordPressのシステム的にいえば画像のファイル名は日本語じゃなく半角英数字の方がいいです。

日本語ファイル名でアップロードするとさまざまなリスクが考えられます。実際、私もサーバーの引っ越しのときに日本語ファイル名のせいでトラブルが。

もともとWindows環境で作ったWordPressサイトのファイルをMacでアップロードしたもんだから、相当数の画像が文字コードエラーで表示されず。

すぐに文字コードの問題と気づき無事解決しましたが、画像に日本語のファイル名をつけているとこうしたエラーやトラブルのリスクがある点は念頭においておきましょう。

ただし、すでにアップロード済みの画像のファイル名は変わりません。ファイル名を日本語のままでアップロードされるのは、本ページで解説する設定が終わってから。

既存の画像も日本語ファイル名にしたい場合は再度アップロードし、記事に載せ直す必要があります。